伝聞なり/断定なり

助動詞

連体形/終止形接続

助動詞擬人化「伝聞なり」_扉絵
助動詞擬人化「断定なり」_扉絵

伝聞なり

《接続》終止形

《意味》伝聞・推定:~そうだ、~ようだ(実際は翻訳不能)

《活用》

未然形連用形終止形連体形已然形命令形
なりなりなるなれ

伝聞推定「なり」のナ行音は、現代の音(ね)・鳴るとかと繋がっていたりする。この辺からも伺えるが、伝聞推定のなりは耳から得た情報であることがポイント。


伝聞・推定とは
高校古文での訳は「ようだ」だけど、別に「どうやら~のようだ」と推測しているわけではない。「耳から得た情報だよ」っていうことを示すために「ようだ」が使われているだけ。

例えば四天王の最弱が戦っている隣の部屋で残りの四天王が待機していたとする。で、隣の部屋から「グアアアア」と声が聞こえてきたら「あ、あいつ負けたわ」と思い残りの四天王は「奴がやられたようだな…」という会話をする。ここでは別に負けたかもしれないとか推測は無くて、四天王の最弱は負けたという確信はある。「負けたという判断を耳から得た情報で致しました」という表現をするために、伝聞推定なりが使われている・・・

・・・とかなんとか長ったらしい説明が必要になるほど、伝聞推定なりは現代語で訳が難しい。正直だるいので、それっぽい「ようだ」という訳に高校では落ち着いている。

耳から入ってきたことが言葉による情報なら→伝聞
音そのものなら→高校ではそれを推定と呼ぶ


断定なり

《接続》連体形

《意味》 断定
:~だ、~である

《活用》

未然形連用形終止形連体形已然形命令形
ならなりなりなるなれなれ

現代でもマイクテストで「本日は晴天なり」って言う場面が存在するし、「我こそは〇〇なり!」って自己紹介する。それと同じである。
意味に関しては相手に正体を明かすとき「ボク!」ってばばんと叫ぶイメージ。


伝聞推定なりと断定なり
Q.こいつら意味のほかに何か違いはありますか。

A.接続する動詞の活用とか。見てくださいこの語尾ー!
(終止)なり
  →「なり」の上が終止形になっている……これはっ……伝聞推定!
する(連体)なり
  →「なり」の上が連体形になっている……これはっ……断定!


(=^・・^=) 製作めも

2つの「なり」を擬人化するにあたって、3つの要素がベースにありました。
①この2つは形は同じだけど全くの別物→似て非なるもの設定
②伝聞推定は「耳から得た情報」→ケモノ耳枠を使って耳感を出す
③断定は伝聞なりに比べ文中によく登場する→断定はしっかりした感じ、 伝聞はちょっと駄目な娘な感じ

これらの要素に各々の趣味を混ぜ昇華させた結果が以下の通りです。 お納めください。

伝聞なり
狸をモチーフにし、断定と比べどこか隙のある印象に。ケモノ耳をしっかり残すことで化けきれていない天然のドジっ娘を演出しました。衣装に「めり」と共通点を持たせることで終止形接続要素をプラス。全てにおいて怠慢はありません。今日は頑張りすぎない私でありたい・特別な場所へ羽ばたきたい・そば派である。そんな貴女へ。

断定なり
狐をモチーフにし、きりっとしたかっこいい断定感を演出。ケモノ耳をつけないことで「伝聞ではないアピール」をしつつ、しっかり化けられている要素をふんだんに取り入れました。衣装や髪形、動物コンセプトといった点で伝聞推定との共通点も抜かりなく取り入れているため、似て非なる存在要素へのアプローチも完璧です。今日はいつもよりかっこよく決めたい・昨日とは違う私になりたい・うどん派である。そんな貴女へ。

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