全コ連特製★LINEスタンプ、ついに配信開始!


全国の全コ連ファンと平安貴族のみなさま、大変お待たせしました!
誰もがあきらめかけていた全コ連LINEスタンプが悠久の時を経てついにリリースされました。
あきらめずにがんばるって、ほんと大事ですよね。
(注)LINEの審査自体はたったの2日というすばらしいスピード対応でした。じゃあなんでこんなに遅くなったのかって?それは言わないお約束♪

気になる中身は・・・
 ・古典助動詞擬人化スタンプ
 ・平安貴族用スタンプ(※平安貴族でない方もご使用いただけます。)
の2種類!


べ子ちゃん
べ子ちゃん

ちょ、ちょっと待ったー!
こちらのスタンプ、実は実は。

10個セットに今ならさらに30個おつけして、
なななんと 

どどーんと40個お届けでお値段そのまま!!!
しかも今なら送料無料!
この機会にぜひ!

・・・冷静に判断してください。
買うことないです。
COWだけに。

↑カルビ派
↑カルビ派

ちなみにスタンプの収益金は焼肉代として
ベ子ちゃんの健全育成に役立てられます!
愛の焼肉募金はいつでもウェルカム!!!

スタンプ紹介

古典助動詞擬人化スタンプ

フツーにかわいくてちゃんと使いやすいスタンプ。おすすめです。スタンプごとにどのキャラを使うかには理由がちゃんとあったりなかったりするので、そんなところを考えながら使うもよし、何も考えず推しキャラを使うもよし。
(なんか助動詞じゃない奴も混ざっちゃってるかもしれませんが・・・謎のメンズの正体が明かされる日もいずれ来るはず。刮目して待て!)


助動詞擬人化スタンプ/がんばれ
助動詞擬人化スタンプ/○
助動詞擬人化スタンプ/ヒマ?
助動詞擬人化スタンプ/問題ナシ
助動詞擬人化スタンプ/はいっ
助動詞擬人化スタンプ/!?
助動詞擬人化スタンプ/よろしく
助動詞擬人化スタンプ/帰ります!
平安貴族専用スタンプ

平安貴族がLINEをしたなら・・・をコンセプトに、平安貴族用に開発したスタンプです。現代人的には、古文単語の意味がわからないと使えないし、送った相手にもわかってもらえないし、そもそも現代社会でどう使うんだよ、コレ・・・なラインナップですが、あくまで平安貴族用なので。平安貴族といえば欠かせないのが和歌のやりとりですが、歌に添える四季の折り枝(おりえだ)スタンプは当然標準装備。ちゃんと平安貴族目線に立って細かいところまでよく考えられています。

というわけで、平安貴族以外の方には正直おすすめしません。・・・が、ついうっかりジャケ買いしちゃった現代人が途方にくれないように、40個全部に取説をつけました。告白がわりに「百夜通い」のスタンプ、ばーんで、ちょっと上級者な恋愛を展開しちゃったり、「妬し」「つれなし」「憂し」のコンボを叩き込んで複雑な怒りを表現したり、LINEに吹き荒れる平安の香りをお楽しみください。気持ちなんて伝わらなくっていいんです。大事なのは気合いと勢い。


いみじ 
やばいって意味です。皆さんもやばいっていろんな感情の時に使いますよね。推しがこなくてもやばいし、きてもやばいし。今回もそれを表すために正反対のやばい感情をスタンプにしてみました。



スタンプ_いとおかし

いとおかし
たいそう趣深いとか、たいへんかわいらしいとかの意味があります。ちなみに旧仮名でまじめにかくと「をかし」です。「おかし」とは笑えるようなおかしさには限って使われていませんでした。超いいかんじ、とか、マジ最高、とかそんなような褒め言葉として最適です。



スタンプ_眺む

眺む(ながむ)
これはぼんやり物思いにふけることです。なかなか会いに来ないあの人を思ったり、年を取っていく我が身を嘆いたり・・・。貴族にとっては大切な、よくある時間だったんです。特に何するでもなく、ぼんやりしている時間を邪魔するLINEが来たら迷わずこのスタンプで撃退しましょう。



スタンプ_やむなし

やむなし
しょうがない、ということです。やむなく○○した。とかは今でも使われていますよね。いつだって、しょうがない、と諦めなければならないことはこの世にゴロゴロ転がっているものです。



スタンプ_妬し

妬し(ねたし)
忌々しいとか、腹立たしいという意味です。貴族達の生活は色々な嫉妬が渦巻いていましたし、負の感情だってたくさんあったと思うんですよね。恨めしい思いを抱きすぎた人達はすぐ怨霊になっちゃうし。貴族の恨みは買わない方が良いですよ、絶対。



スタンプ_宿世

宿世(すくせ)
これは、前世からの繋がりを意味する言葉です。宿命とも言えます。ああこりゃ運命だわ、と思う瞬間ってあると思うんですけど、それが、切ないようなしっとりした気持ちになったらこのスタンプの出番です。運命だと思ってたのに、、っていうそんなときもこのスタンプの出番です。



スタンプ_垣間見

垣間見(かいまみ)
簡単に言うとのぞき見って意味です。昔の女性は簡単に男性に顔を見せてはいけなかったので、男性は噂になっている女性の家などに行き、外から家の中をこっそりのぞき見することで、女性の姿を見ることができたんです。男女の出会いには欠かせない行動でした。
少女マンガとかでフェンスの向こうで部活してる彼を見つめたりするの、よくありますよね。あれだってほとんど垣間見してるのとおんなじだと思います。


スタンプ_百夜通い

百夜通い(ももよがよい)
読んで字のごとく、百夜通い続けることです。小野小町がしつこく求婚してきた男性に対して、百日間欠かさず会いに来れたら結婚してあげるって、告げたのが始まりです。通い婚という風習の中で、女性だって待つばかりの恋じゃないのよ、っていう強気な感じがとても良いですよね。絶世の美女と言われた小野小町だからこそできたことだとは思いますけどね。



スタンプ_開諸門鼓

開諸門鼓(かいしょもんこ)
開諸門鼓とは門が開く合図の音で、1日の始まりを知らせるものでした。貴族達はこの音を目覚まし代わりにしていたようです。ちなみに貴族の1日の始まりは午前三時でした。はや。
いくら寝坊が心配でも、午前三時にスタンプ送りつけまくったら嫌われちゃうのでお気をつけを。



スタンプ_むまのはなむけ

むまのはなむけ
旅立つ人に餞別の品を贈ったり、宴を開くことを意味しています。「むま」は馬のことで、旅に出る人の無事を祈って出発時に馬の鼻先を行き先の方向に向けていたことからこのような言葉が生まれました。いってらっしゃい、のような意味で使えるかなぁと思いスタンプにしてみました。(皆さんもいろんな戦場があるかと思いますので、戦地に向かう友人の安全を祈ってこのスタンプを押してみては。)



スタンプ_蹴鞠

蹴鞠(けまり)
平安時代に流行した競技の一つです。藤原成通は希代の名人と言われ「蹴聖」と呼ばれたそうです。なんじゃそら。今でも、白峰神社で蹴鞠奉納が行われたり、下鴨神社で蹴鞠はじめというものが行われているそうなので、興味があったら行ってみて下さい。



スタンプ_占い

占い中
貴族にとって占いとは欠かせない日常生活の一つでした。毎朝起きて必ず占いをします。政治や儀式の日取りを決めたり、髪の毛を洗っていい日なのか、爪を切ってもいい日なのか、そんなことまで占っていました。占いはお悩み相談的に使うものだけではなかったんですね。



スタンプ_物忌み3

物忌み(ものいみ) 
物忌みとは、身を慎む凶日(忌むべき日)に、悪いことが起きるのを避けるために一日中部屋にこもって読経などをすることです。外出や人に会うことも避け、仕事もお休みして良いことになっていました。どうしても外出できない、そんな日にお勧めのスタンプです。別に行きたくないわけじゃないんですよ、ただ家から出たらダメってだけで。今回は文字だけでお知らせする物忌み、今日は家出ませんアピールの絵柄付き物忌み、さらには、当時の「木札や紙に物忌みと書き衣服につけて物忌みであることを示した」という風習を忠実に再現した物忌みの3パターンご用意しましたので、どうぞお好きなものをご使用下さい。


スタンプ_方塞がり

方塞がり(かたふさがり)
進む方角に神様がいるため行くことができないことを方塞がりといいます。物忌みとか、方塞がりとか、方違えとか、今からしたら考えられないようなことを貴族達は日常的に行っていました。これも、今日は行けないや、行きたくないんじゃないけどさぁ。って時に使えるスタンプです。





スタンプ_あなや

あなや
「あああっ」ってかんじですかね。驚きを表すときに使われます。伊勢物語に有名な場面がありますね。思わず声が出ちゃう驚きの時や、悲鳴を上げたくなっちゃうときに是非このスタンプを。



スタンプ_雅

雅(みやび)
古典の世界を表す代表的な言葉ですね。都会的で洗練された美意識を意味します。貴族達も大切にしていたものなんじゃないかなぁと思います。優雅で、上品で、美しくて、落ち着いていて、、、一言では表しきれない貴族の世界観を感じられる言葉じゃないでしょうか。せっかくなのでいろんなタイミングで使ってみましょう。なんでも雅にしてしまえば、穏便に物事が進みそうです。



憂し(うし)
つらい、、、、というときの言葉です。貴族達はすぐ辛くなったり苦しくなったりします。旦那は浮気ばっかりするし、愛しいあの人から文の返信はないし、世は無常だし。今も昔も生きていくのが大変なのは変わらないみたいですね。またしても男女2パターンありますが、これも待つ側と通う側の微妙な差を感じていただけたらなと思います。(女性って一人じゃ生きていくこともできなかったし、どうしても不利になっちゃってたんですよね、ああ憂きことなりけり)



つれなし 
薄情だ、って意味です。今でも「つれないなぁ」とか使ったりしますよね。それと同じです。「全く約束破るなんて薄情な人だわ!」ってイメージの女の人と、「あの人は本当につれないなあ、まいっちゃったよ。」ってイメージの男の人を作りました。待つ側と通う側での微妙なニュアンスの違いを感じてもらえますように。



スタンプ_御髪おろさまし

御髪(みぐし)おろさまし
出家したいという意味です。出家とは、俗世から離れ、極楽へ行くために修行を積むことです。文学では、絶えきれないほど苦しいことがあった場合にも、世を儚んで出家していました。貴族の生活の中で、出家とはとても身近な物だったのです。この世を捨ててしまいたくなるようなショックな出来事が起こったときはこのスタンプを思い出して下さい。



スタンプ_独り寝

独り寝(ひとりね)
1人きりで夜を過ごすことです。さみしいですね。1人で過ごす夜はよほど長くて辛いのか、たびたび和歌にも登場します。和歌って詠み手のこういった感情がダイレクトに伝わってくるから好きなんですよねぇ、こちらまで寂しくなります。



スタンプ_忍れど

しのぶれど
隠しても隠しきれない、、、ってときの言葉です。しのぶけれどもってことですね。しのぶ恋の和歌の中に登場しました。貴族たちってその恋心を隠しているとき、隠さなければならない時ってたくさんあったんです。身分違いでは結婚は難しいし、噂が広まるのは早いし。そんな貴族たちのそれでも顔に出ちゃうくらいの恋心が愛おしくて、今回スタンプにしてみました。



スタンプ_時めく

時めく(ときめく)
天皇の寵愛を受けることを時めくといいました。なんかかわいがられちゃってるよラッキーってときに使えます。あとは誰かをハチャメチャにかわいがりたいときもこのスタンプ使えると思いますよ。


スタンプ_大殿籠る

大殿籠もる(おおとのごもる)
寝る、を尊敬して言う言葉です。お休みになるって事ですね。ちなみにお寝坊しちゃうことは、大殿籠もり過ごすって言います。長いですね。わたくしがお休み中なんですよ、連絡は控えなさい。とか、お眠りになっているので応答しかねるわって時はこのスタンプ押しましょう。



御意(ぎょい) 
承知しましたって意味ですね。目上の人や身分の高い人を敬って使われていた言葉です。実際に目上の人に使ってみたらどんな反応するか見てみたい気はしますが、本当にエライ人にはきちんと言葉で送りましょう。



遊ぶ 
貴族達の「遊ぶ」とは、和歌を詠むことや、管弦、琴などの演奏をすることでした。これ、古典を読む上で覚えておくと良いことがあったりなかったり。歌や音楽が貴族にとっての「遊び」だったんです。今の私たちもライブ行ったり、本読んだりしますよね。それと同じです。ただ、貴族達の遊びとはそういった限られたものを指す言葉だったということですね。貴族らしい日常と今との単語のギャップを知ってもらいたいと思いスタンプにしてみました。「明日何する?」「遊ぶ(スタンプ)」とかって使ってみて欲しいです。どんな反応返ってくるのかなぁ。



スタンプ_鷹狩り

鷹狩り(たかがり)
鷹を使って、野鳥などを捕らえることです。娯楽として親しまれ、また、権威の象徴でもありました。天皇も好んで鷹狩りしたそうです。ヨーロッパの貴族達も馬に乗って狩りとかしてますよね。裕福な人達ってこんなことばっかりしてたんでしょうか。



スタンプ_出仕

出仕す(しゅっしす)
お仕事に行くことを出仕といいました。今回はお仕事に行くってことから、「いってきます」の意味が込められたらいいなと思って「出仕す」スタンプを作りました。どこかでかけるのってある意味お仕事的に感じることもあるので、ちょうど良いかと思ったりもしますよね。



スタンプ_方違え

方違え(かたたがえ)
行きたい方角が「方塞がり」の場合、出発地点を変更することで目的の方角を変えるために、いつもとは違う場所に泊まることを方違えといいます。知り合いの家に泊めてもらいながら神様が動くのを待つのです。浮気するための言い訳とかにしたらダメですよ、これ。家から出発できなさそうな日、お母さんが怖い顔して家で待っている日、こっそりこのスタンプを押しましょう。


折り枝(おりえだ)

折り枝とは、和歌をおくる際に添えた、その時期にあった植物のことです。ときには植物ではないこともありました。貴族たちはそんなふうにして、和歌にたくさんの工夫と技巧を凝らしました。 折り枝スタンプがあれば、相手に送る言葉に深みと情緒を持たせることができます。

折り枝シリーズは使用例と一緒にどうぞ。

桜~~春
家より遠き所にまかる時、前栽の桜の花に結ひつけ侍りける

さくら花ぬしをわすれぬものならば吹き来む風に言伝てはせよ 
   桜の花よ、主人を忘れないならば、配所まで吹いて来る風に言伝をしてくれよ

スタンプ_桜

菅原道真の歌です。梅の花でも有名な歌がありますね。この歌を桜に託していくなんて、とてもロマンチックで切ないです。やっぱり道真は、優秀で才能のある人物だったんだなぁと思う今日この頃です。




からなでしこ〜〜夏
ひさしくあはで、なでしこにさして

逢ことはからなでしこのはるけくて思ひわづらふとこ夏の花 
馬内侍集7(三手文庫蔵)

スタンプ_なでしこ

もみじ~~秋
おなじとし十月十九日ふなをかに行幸ありしときに御乳母の命婦まへにめしてもみぢをたてまつれとあり、ひとえだをりてこのうたをむすびつけてたてまつる

けふのひのさしててらせばふなをかの            
       もみぢはいとどあかくぞありける
 
躬恒集(西本願寺本)

スタンプ_もみじ

白菊~~冬

嘆きつつひとり寝る夜の明くる間はいかに久しきものとかは知る
  あなたが来ないので、泣きながら孤独に寝ている夜が明ける時間が、どんなに長いか、
   あなたは知っていますか?ご存じないでしょうね

スタンプ_白菊



この歌とともに、盛りを過ぎた菊を一輪渡したそうです。優秀な歌人って怖い。すごい。この時代、やっぱり女性は男性に養ってもらわないと生きていけなかったんですよ。単純に愛が欲しいだけではなく、夫がよその女のところにばかり行っているというのは、今後のことを考えても、簡単に許せることじゃなかったのでしょうね。切ない。

(きじ)

わがたのむ君がためにとおる花は時しもわかぬ物にぞありける 
  私がお頼りにしている、あなた様のためにと、
   折るこの梅の花は時もわきまえないで、こんな季節に咲いていますので

スタンプ_雉



これなんと、雉に梅の造花をくくりつけて和歌と一緒に送っているんです。なんと「ときしも」のなかに雉が隠れているんですよ、びっくりしちゃいますね。植物に限らず、雉だって和歌を彩るために使われていたなんて、驚きです。自分だったらびっくりしません?いくら工夫が凝らされた素敵な和歌だとしても、雉と一緒に送られたら。


Menu

ホームへ移動
メニューおもちゃばこ
助動詞擬人化へ移動
メニュー_スタンプ
古伝しらゆきひめへ移動
べ子ちゃんの古典語会話へ移動